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メンズジョギングウェアの選び方を紹介します。自分に合ったシューズ以外に、どんなウェアを揃えれば良いか迷いますよね。この記事では、ジョギングを始めるときに適した服装や選ぶべきポイントをお伝えします。是非、ウェアを購入するときの参考にしてくださいね。
Table of Contents
初心者におすすめのメンズジョギングウェアの選び方
1年を通して重宝するアイテムは、通気性と吸汗速乾性に優れた半袖Tシャツとハーフパンツです。季節によりますが、余裕があれば長袖インナーシャツ・スポーツタイツ・ウィンドブレーカーを揃えると、オールシーズン快適に走れます。
様々な機能やデザインがあるため、走りながら周りの人がどんなウェアを着ているか観察し、最適なものを揃えていくと良いでしょう。
まずは安いものからで良い
ジョギングの良さは、手軽に普段着の半袖Tシャツとハーフパンツでも走れることです。綿素材は吸汗性はありますが、速乾性がないためべたつき感があります。
ポリエステル素材は、速乾性にも優れているので汗をかいた後の冷えを防いでくれるので、ポリエステル素材の安価なもので揃えることが賢明です。
各メーカーで様々な機能を持ったウェアが販売されています。どのような機能が備わっているものが自分に適しているか、解らない段階で購入してしまうと、結果的に買いなおすことになるかもしれません。
また、ジョギングを続けられると思ってから、お気に入りのウェアを購入することでモチベーションを維持に繋げると良いでしょう。
人気商品のセット購入もアリ
ジョギングで必要なアイテムは、半袖Tシャツ・ショートパンツかハーフパンツ・長袖Tシャツ・スポーツタイツ・ナイロンパーカーかウィンドブレーカーです。
半袖Tシャツとショートパンツの2点セットでも良いですし、最初から5点セットでもお得に購入できるネット通販が沢山あります。
セットだと、数もタイプも豊富なウェアから別々に選ぶ手間が省け、デザインバランスがコーディネートされています。
また、1点ずつ単品で購入するより安価になることが多いです。初めて購入する場合や、選ぶのに迷ってしまう時は、セットでの購入がお奨めです。
朝用と夜用のランニングウェアを分ける
朝は、徐々に気温が上がってくるため、走り始めは寒くても途中で温度調整がしやすい、半袖Tシャツとアームカバー、ハーフパンツとレッグウォーマーのスタイルが良いでしょう。
夜は、暗く明かりが少ないので、”暗さ対策”が大切です。車や自転車のライトで反射するリフレクター(反射板)付きの服や、周りのランナーや歩行者から見えやすい明るい色の服を着ることをお奨めします。
白系のTシャツや、黄色やオレンジ・黄緑などの蛍光色の上着が目につきやすいです。またLEDライトや反射機能がついた小物を腕や脚に付けることも効果的です。
また、夜は風が冷たくなるため防寒対策も必要です。特に秋や冬には、ウィンドブレーカーなどの上着が便利です。
かさばらないため、暑くなれば脱いでポーチにしまうことができます。寒さに弱い人は、手袋・ニット帽・ネックウォーマーなどを利用すると良いでしょう。
レディースとの決定的な違い
最近のウェアは立体裁断されているものが多く、男性と女性では身体のラインが違うため、男女別で選ぶことをお奨めします。
また、女性用はデザインに凝ったオシャレなものが多くあり、半袖Tシャツは袖が短くウェストにくびれのあるものが多いです。パンツは女性の場合ウェストとヒップの差が大きいため殆どが男女別になっています。
走るときに風をはらむと抵抗になるため、比較的身体にピッタリの半袖Tシャツを選ぶ人が多いです。メーカーによりデザインや裁断方法が違うため、ショップで購入する場合は試着してサイズの合ったものを選びましょう。
年代ごとにおすすめが異なる
年代で体型に変化があることや走る目的が異なってくるため、おすすめするウェアも変わってきます。
2015年に㈱インテージが全国のジョギング・ランニング実施者を対象に『実態調査』を実施しました。特徴的な目的は、20-30歳代は「リフレッシュ・ストレス解消」、20-40歳代は「美容・ダイエット」、40歳代は「アスリート(自己記録の更新、他の競技の練習)」、40-50歳代は「自己研鑽(やりがい、達成感)」、60歳代は「健康維持・体力維持」と違いがあります。
「アスリート」「自己研鑽」⇒「リフレッシュ・ストレス解消」⇒「健康維持」「美容・ダイエット」の順でウェアなどの購入にかける金額が低くなっています。
20代でランニングウェアを選ぶコツ
「リフレッシュ・ストレス解消」を目的とする場合、気持ちよく走れることが一番です。吸汗速乾機能や防臭効果のついているものがお奨めです。
また、有名なランナーが着ているモデルで着用することで、モチベーションを高くして走れるかもしれません。
走りやすいパンツの長さは、3インチや5インチあたりです。5インチのパンツは、各メーカーから多く販売されていて、マラソンや長い距離を走るときも利用できます。また、ランニングタイツと組み合わせてもカッコよく丁度良い長さになります。
30代でランニングウェアを選ぶコツ
「美容・ダイエット」を目的とするときは、身体の線が解るものを敢えて選ぶか、ボディーラインが目立たないものを選ぶかのどちらかになるでしょう。
また、ダイエットを成功させるには、継続する必要があります。着ることで気分が良くなるお気に入りのデザインを選ぶことが大切です。
デザインに合う身体になるために、ジョギングを続けることができるかもしれません。若しくは、あまり体型が目立たない、お手頃価格のワインサイズ大きめのウェアから始め、身体が締まってきた時点で買い換えることも良いでしょう。
40代でランニングウェアを選ぶコツ
「自己研鑽(遣り甲斐や達成感)」を目標に走る人は、時間や距離が長くなるため、走りやすい半袖Tシャツか袖なしシャツとショートパンツ(3インチ丈)が良いでしょう。汗をかいても気持ちよく走れる吸汗速乾性に優れ、通気性が良いものを選びましょう。
寒さを感じるときは、走り始めにアームカバーやレッグウォーマーをつけ、適宜取り外すことで、快適に走りつづることができます。
50代でランニングウェアを選ぶコツ
「健康管理・体力維持」を考慮した「自己研鑽」が目的の年代は、ケガの防止や体力の回復に効果のあるウェアを選ぶことが大切です。
コンプレッションウェアは、圧力を加えることで血液の流れを良くし、リンパの滞りを解消することが期待できます。
血流が良くなることで、酸素や栄養素が毛細血管まで届き、疲労物質が回収されるため、筋肉疲労が軽減されます。また、リンパの流れが良くなるため、むくみの改善にも役立ちます。
コンプレッションインナーには、接触冷感素材や吸汗速乾機能などが備わっており、体温を正常に調節してくれるため、1年を通して気分良く走れます。
60代以上でランニングウェアを選ぶコツ
「健康管理・体力維持」を目的とする人は、頻度や時間も少ないため、長く続けるために夏は日焼け対策、冬は寒さ対策が大切です。
夏場でも吸汗速乾性のある長袖Tシャツは、ベタつき感が少ないため、不快感が少なくなります。またUV加工された素材は日焼け防止になり、身体の疲れを防いでくれます。
7-9インチの長さのパンツは、カジュアル感があり体型を少しカバーしてくれます。
寒い日には、ウィンドブレーカーやタイツは必須で、その他手袋・ニット帽・ネックウォーマーなどの付属品で防寒対策をして出かけましょう。血圧の高めの方など室内外の気温差が返って健康に悪影響を及ぼすことがあります。
タイツには、疲労回復に効果が期待できるコンプレッションタイプと、テーピング効果を狙った関節サポートタイプがあるので、目的に応じたタイツを購入しましょう。
おすすめのメンズジョギングウェアメーカー
ジョギングウェアは、季節や時間に合わせた様々な機能性を備えた商品が豊富にあり、各メーカーは、1年中必須の吸汗速乾性・通気性に優れた素材を開発しています。また、防寒対策や日焼け防止、消臭効果などを謳っている製品も数多くあります。
また、ジョギングを続ける方法として、自分のモチベーションをあげるために、オシャレなウェアをコーディネートすることも大切です。
オシャレ感が評判の「ナイキ」
アメリカ発のスポーツメーカー売上世界一位の企業です。機能性はもちろんデザイン性に優れたシンプルでかつカッコよいメンズウェアが揃っています。
有名な機能性には、さらりとした肌触りを維持できるポリエステル素材のドライフィット(Dri-FIT)があります。汗を素早く吸収し乾燥できる機能で、自然な体温調節を助けてくれます。
また、通気性が良く汗をかいても吸汗速乾性に優れているため、気持ちよくジョギングを続けることができます。
オシャレ感があり、普段着にも活躍するテックフリース素材があります。天然素材のコットンジャージ生地に空気を含むことで、軽くて柔らかい風合いがあり、フリースらしい保温性も備わっています。また、通気性にも優れていて、動きやすいことが特徴です。
落ち着いたカラーが多い「アディダス」
ドイツ発のスポーツメーカーで、有名ファッションデザイナーやアパレルメーカーとコラボレーションしたウェアが多いため、オシャレ感が高く機能性にも優れています。
シンプルなデザインで落ち着いたカラーも多いため、運動習慣がなかった人や派手なデザインが苦手と感じている人でも選びやすいアイテムが揃っています。
また、特徴として上下ウェアで1つのデザインとして考えられているため、上下セットが豊富です。そのため、他人とかぶることが少なく、コーディネートにも困らずにすみます。
他社と比べて価格は高めですが、高いファッション性でタウンユースとしても利用できるため、費用対効果はあるでしょう。
財布に優しい「ユニクロ」
素材メーカーと開発をしているため、吸湿・速乾などの機能性は高いです。また、有名ブランドの価格の1/4-1/3程度で揃えることができるため、これから始める人にとっては予算的にも安心です。
エアリズムは、極細繊維が使用されているため、シルクのような滑らかな肌触りが特徴です。エアリズム機能には、除湿・放湿効果があり、蒸れにくくしてくれます。
またエアリズムには、接触冷感機能があるため、肌に触れるとひんやりと気持ちよく、暑い日でも涼しさを感じることができます。
ドライEXは、超速乾機能があるため、汗を素早く吸収してくれるため、熱がこもりにくく肌をサラサラに保ってくれます。また、抗菌防臭・消臭機能があり、運動量が多くても汗の臭いを防いでくれます。
ジョギング先生の一言アドバイス
色んなメーカーが様々な機能のウェアを開発しています。普段着れないカラーを身に付けることで気持ちが晴れやかになることがあります。
お気に入りのウェアを着ることで楽しく走ることもできます。続けることができると、健康管理・体力維持に繫がります。
体力が増進するとやる気も高まる可能性があります。ウェアは走り続けるために重要な役割を担っているのです。
【カテゴリー】この記事のカテゴリーはジョギングの服装です。
まとめ
ジョギングを始める前は、持っている服で間に合わせようと思っていても、走り始めると専用のウェアが欲しくなってくるものです。
ジョギングを継続させるためには、いつでも着たくなる色やデザインのウェアを選ぶことも大切です。機能性や予算などに合わせて、お気に入りのウェアを身につけて、モチベーションアップに繋げてください。
健康運動実践指導者・健康管理士一般指導員の勉強を通じて、健康について運動・食べ物・メンタルなど多くの知識を身に付けています。
知識を知恵に換え実践することで、今でも体力年齢は20歳代をキープし、「華麗に加齢」を目指しています。 2019年3月から、一般社団法人日本ランニングファシリテータ協会認定コーチとして、イオンモールで朝活ランニングの指導をするなど、走る楽しさを伝えています。