この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。
サングラスをかけてジョギングしている人をよく見かけすよね?「格好いいな!」「かけて走りたいな」と思いませんか?この記事では、サングラスをかけるメリットや選び方についてご紹介しています。是非購入時に活用してくださいね。
Table of Contents
ジョギング用サングラスを選ぶポイント
サングラスは、ホコリや虫が目に入らなくすることは勿論、紫外線防止や日焼け予防効果があります。機能性について「重量」「UVカット」「紫外線カット率」「可視光線透過率」「偏光機能」など様々な表示があります。
また、それぞれの機能の精度が高くなるほど金額も比例して高額になる場合が多いです。実用性やデザインと価格などを検討し購入すると良いでしょう。
UVカットは必要
「UV」=「Ultra Violet」の略で「紫外線」を意味します。身体に影響を与えるUVには[UVA][UVB]があります。UVAは地上に届く紫外線の約9割を占め窓ガラスを透過して肌に届き、UVBは約1割程度ですが屋外での日焼けの主な原因にります。
紫外線が目から入ると疲労物質が脳から分泌されるため疲れやすくなります。また目から入る紫外線の影響でシミや色素沈着の原因となるメラニンの生成が促進されてしまいます。
製品表示にはUVカット率(紫外線透過率)と書かれています。UVカット率は100%に近い方が良く、紫外線透過率は0%に近い方が防止効果が高くなります。
UV400やUVカット率が99%以上(紫外線透過率0.1-1.0%以下)のサングラスをかけることで日焼け予防や紫外線防止効果が期待できます。
顔に合う曲線のサングラス
フレームやレンズは色々なデザインがあります。格好良さで選びたくなりますが、目を守るために顔に合った曲線のデザインを選ぶことで紫外線防止効果が高くなります。
紫外線は乱反射するため、隙間があれば入り込んできます。正面だけでなく横側からの入射にも注意が必要です。
また、色の濃いレンズを着用すると普段よりも瞳孔が開くことになるので、横側から入り込む光によって多くの紫外線を取り込むことになります。
顔に沿った湾曲のサングラスでUVカット率が高ければ、紫外線による影響を少なくすることが期待できます。
可視光線透過率も要チェック
「可視光線透過率」とは光を通す割合を数値化したもので、0%は真っ暗で何も見えない状態(光を完全カット)で、100%に近くなるほど光を通します。「可視光線」とは肉眼で感じることができる光のことで、紫外線より波長が長い「赤色~紫色」の範囲を指します。
可視光線が目の網膜に達することで情報を脳に伝えますが、同時に目の表面の角膜や水晶体が紫外線の影響を受けるため、多量の光を浴びると様々な問題が起こってきます。
可視光線透過率が低いほど光を通さないためレンズの色が濃くなります。時間帯を選ばず着用する場合は、可視光線透過率25-40%を選ぶと良いでしょう。
【可視光線透過率別使用例】 | |
8%以下 | 運転時は不適用 |
8-30% | 日中や陽射しの強い日 |
40-70% | 目の動きが分かるため日常的に使用 |
75-100% | 夜間使用 |
近眼の人は度付きもアリ
近視の人は、度付きサングラスにすると視界も良く紫外線対策になります。通常のメガネを度付きにする方法がありますが、レンズの大きさが小さいタイプが多いため屋外で紫外線を防止するには効果が低いかもしれません。
また、サングラスのようにカーブしたレンズに度を入れると横や後ろの距離感が解らなくなる場合があります。
以前からメガネを覆う形で跳ね上げ式のサングラスはありますが、インナーフレームに度付きレンズを装着できるスポーツタイプが販売されています。
このタイプはサングラスに直接度を入れるより見え方に違和感が少なく安全性も高くなります。
フィット感も重要
ジョギングは弾む動作があるため、特にフィット感が大切です。デザイン性を重視して耳や鼻だけで支えるタイプを選ぶと走っている途中でズレてくる心配があります。
しっかりとつる(テンプル)部分が顔にフィットするタイプはズレや締め付け感が気にならず快適に走れる可能性があります。鼻あてや耳当てがラバー素材のものは摩擦係数が高く滑りにくいため比較的ズレにくくなります。
また、軽量タイプ(30g以下)は着け心地が良く、長時間かけていても疲れが少ないため長距離ランにも快適です。
それぞれ顔の形に特徴がありデザインによりフィット感が変わってきます。できるだけ試着して購入することをおすすめします。
おしゃれなサングラスでやる気アップ
ウェアとコーデしたおしゃれなサングラスがあると、早く使いたい気持ちになってきます。サングラスを使うために走ることが習慣化できる可能性があります。
気に入ったサングラスを身につけていることでジョギングが楽しくなり快適に走ることができるでしょう。
また、気に入ったサングラスで実用性の高いものを選ぶとより走りやすくなります。様々な機能がありますが偏光レンズは優れたレンズになります。
「偏光レンズ」は、特殊な構造でレンズの色を暗くしすぎず余分な光をカットし、必要な光をそのまま通し、紫外線など目に悪影響を与える光もカットできます。また、反射光や路面のギラつきを取り除くため見通しが良好になります。
コスパも重視しよう
手ごろな価格でも性能に優れたものがありますが、一般的には複数の機能がついたり機能性が高いと価格が高額になることが多いです。
初めての購入でどんなタイプを選ぶか迷った時は、UVカットや偏光機能がついていてフィット感があれば安価なタイプでも大丈夫です。
使い慣れてくると欲しい機能が明確になるため、安価なものを購入していると買い替えやすくなります。
色んなメーカーがそれぞれの特徴を持っていますので、走り慣れてきたときに可視光線透過率が30%前後のもの、交換レンズがあるもの、鼻の調整ができるものなど必要な機能とデザイン性などを吟味して買い替えると良いでしょう。
ジョギング用サングラスおすすめメーカー
スポーツサングラスのメーカーは複数ありますが、ジョギングにおすすめのメーカー3社をご紹介します。アメリカのグダーは、カラフルでデザイン性に優れているうえに紫外線対策が充分なお財布に易しい価格帯です。
同じアメリカのオークリーは、超軽量で美しいフレームと日本人の骨格に合ったデザインのためフィット感に優れています。
日本のユニクロは、お手頃な価格でありながら、UV400レンズで紫外線対策ができています。一眼レンズや枠無しや枠有りなどお好みのタイプを選べます。
グダー
2015年米国ロサンゼルス生まれのランニング用サングラスのメーカーです。自分の目的に合わせて選べるカラフルなフレームやレンズでアメリカ西海岸で大人気のサングラスです。
手ごろな価格でありながら、UV400の偏光レンズを使用しているため、紫外線から目を守り見通し良く走れます。
また、軽量タイプで耳と鼻にシリコン加工のパットがついるのでズレにくくフィット感が高いです。
お財布に易しい価格のため、何色か揃えるとウェアとのコーデができオシャレを楽しみながら走ることができるアイテムです。
オークリー
1975年に設立された米国カリフォルニア州本社を構える様々なスポーツ分野の商品を手掛けるメーカーです。
軽量かつ美しいフレームラインでかけ心地の良さが抜群です。オリジナルの「Radar」はアスリートたちとの長年の研究により誕生し、視界が広がるように特徴的なシールドレンズは縦に長いのがポイントです。
アジアンフィットモデルは、低めの鼻に適したフレームカーブとレンズの形状などで鼻からズレることなく日本人に適したフィット感となっています。
テンプルの先(先セル)と鼻パッドにUnobtainium製を採用することで汗などの水分でも滑らず快適な掛心地が持続されます。
ユニクロ
ユニクロは、ジョギングウェアだけでなくスポーツ用サングラスも複数取り揃えています。スポーツ用はどのタイプもUV400で紫外線対策ができていてお手頃価格です。
フルリム(枠あり)サングラスは、偏光レンズ使用のため余分な光をカットし、路面などのギラつきを取り除き見通しが良くなります。
また、バネヒンジ(折りたたみをするために取り付けられている部品)でテンプル(つる)が適度に固定されているため、首にかけてもテンプルが開きにくく落ちにくいです。
リムレス(枠無し)サングラスは、リムレスの一眼レンズによって視界が広く快適に走れます。紫外線を99%カットするUV400を使用し、テンプル(つる)と鼻あてがラバー素材のためズレにくい仕様になっています。
【カテゴリー】この記事のカテゴリーはジョギングの服装です。
ジョギング先生のワンポイントアドバイス
サングラスには紫外線対策や日焼けから目を守る役割の他に、集中力を高めるこにも役立ちます。レンズの外側が反射するタイプは向こう側から目元が見えず、自分の視線がどこを向いているのか解りません。
他の人とすれ違っても気まずくならないというメリットがあります。
まとめ
サングラスの目的に紫外線防止や日焼け対策があります。機能性としてUV400・偏光レンズ・可視光線透過率25-40%・紫外線カット率99.0%以上などがありますが、必要性と予算に合わせて選びましょう。
また、楽しく走るためにカラフルなレンズやデザインを選ぶことでジョギングが習慣化できることに繋がっていきます。
健康運動実践指導者・健康管理士一般指導員の勉強を通じて、健康について運動・食べ物・メンタルなど多くの知識を身に付けています。
知識を知恵に換え実践することで、今でも体力年齢は20歳代をキープし、「華麗に加齢」を目指しています。 2019年3月から、一般社団法人日本ランニングファシリテータ協会認定コーチとして、イオンモールで朝活ランニングの指導をするなど、走る楽しさを伝えています。