ジョギングシューズの正しい選び方!走りやすい服装や靴でランニング

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ジョギングは、スニーカーでも良いのか、どんな靴で走れば良いの迷いますね。走ることは歩くことより3倍以上の負荷が足腰にかかります。走る目的・体力・運動経験などを踏まえて、自分に合ったジョギングシューズを履くことが大切です。そこで、シューズを選び方についてご紹介しますので、購入時の参考にしてくださいね。

ジョギング先生の林さとみと申します。ジョギングに関するお役立ち情報を紹介します!
ジョギング先生 林さとみ
ジョギング先生 林さとみ
相談者のAさん
相談者のAさん
いろいろ教えてください。

ジョギングシューズの選び方

ジョギングシューズの選び方

相談者のAさん
相談者のAさん
ジョギングシューズってどう選べば良いのですか?
カンタンな選び方を紹介します。
ジョギング先生 林さとみ
ジョギング先生 林さとみ

メーカーによって特徴はありますが、各社、ジョギング歴や走力・筋力、目標とするタイムに合わせて様々なタイプを揃えています。

先ずは、自分の足の本当のサイズを知ることが大切です。足長(踵から足の指先まで)、足幅(親指と小指の付け根にあるでっぱた所どうしの直線を計測)と足囲(足幅を測った部分の周りをぐるっと1週回した長さを計測)を測ります。

左右の足長は違うので、長い方のプラス1~1.5cmの大きさを選ぶのが一般的です。足は夕方の方が大きくなるので、夕方に測ることで、時間を選ばず快適に走れます。

また、購入の前には必ず試し履きをしましょう。走るときに履く靴下を持参し、履いてから爪先を上げ踵を合わせ、ホールド感(包み込まれる感じ)と、足先の余り具合を確認します。

20分前後店舗の中を歩いたりジョグしたりし、痛くなる部分が無いか確かめることがポイントです。

メンズシューズ選びのポイント

多くの男性は、比較的大きめの靴を履いている人が多いですが、ジョギングシューズは、大きすぎても良くありません。

ジョギングシューズを選ぶポイントは、デザイン、性能・機能、体力レベルなどさまざまです。何を選べばいいか迷ってしまった人は、メーカーごとの特徴で選ぶのも1つです。

初心者の人は、ソールが厚いものの方がクッション性に優れているため安心できます。次の一歩を踏み出すために、多少の重さも必要で、ソールの厚みや素材によって重さは変わります。走ることに慣れ筋肉がついてきた段階で、徐々に軽いシューズに変えていくと良いでしょう。

上級者の人は、ソールが薄い軽い靴を選びますが、身体への負荷が高く、シューズの耐久性も低くなるケースが多いです。

理想は、目的と用途に合わせて、2足を使い分けることです。スピードを求めない練習の場合は、クッション性が良く、身体への負荷が低く、比較的耐久性の高いもの、スピード練習や長距離を走る場合は、軽いシューズにすることがベストです。

レディースシューズ選びのポイント

普段パンプスなどジャストサイズの靴を履いている人が多いので、足長は1~1.5cm大きめのサイズを選ぶことを覚えておいてください。

「こんなに大きくて大丈夫?」と感じるかもしれませんが、走っているうちに土踏まず(アーチの部分)が下がってくるため、足が広がるからです。

また、軽いものを選びがちですが、初心者の人は足腰をしっかり守ってくれるクッション性の高いモデルがお奨めです。

シューズの機能は、衝撃吸収性・安全性・通気性・耐久性など様々で、足幅・走る距離・走る速さによって適切なタイプが変わっています。

オフィシャルショップでは、最初に足のサイズを測ってもらい、ジョギングの目的や運動経験などを伝えましょう。

スタッフの方たちは、知識豊富なため、最善のシューズを選んでくれるため、その中から好みのデザインやカラーで決めると失敗が少ないです。

安いシューズを選ぶ時の注意点

一般的には初心者用のシューズは、比較的安価に設定されており、上級者になるほど複数の機能が付くため高価になります。また、上級者用でも型落ちモデルであれば手ごろな価格で購入できることがあります。

どのメーカーも安価なものを用意していますが、限られた機能のなるため、必ず足長を測って、足へのフィッティング度合いなど試してから購入しましょう。

安価な初心者用は、底が厚めに設定されていて、振り出しやすい利点がありますが、重すぎると返って足が疲れることになるので、適度な重さを選ぶことが大切です。

クッションも重視すべきなの?

特に初心者の人は、「クッション性」が必要です。走ることに慣れていないため、走るために必要な筋肉が出来上がっていません。

走るときは、歩くときの3倍以上の衝撃が足腰にかかります。その衝撃を和らげるために、「クッション性」が大切になってきます。

但し、クッション性を良くすると、底が厚くなることで「重さ」も伴ってきます。多少の「重さ」は、時計の振り子と同じで前に脚が出やすくなりますが、重すぎると足腰の疲れに繋がってしまいます。

また、底が厚いことで足裏感覚が鈍感になり、正しいポジションで走れているか不明瞭になる可能性もあります。

クッション性があり、かつ適度な重さで蹴り出す力を妨げないものを選ぶことが重要です

メーカーごとの特徴とは?

メーカーごとの特徴とは?

相談者のAさん
相談者のAさん
選ぶメーカーによって特徴は異なるのですか?
はい、メーカーごとに異なりますよ。
ジョギング先生 林さとみ
ジョギング先生 林さとみ

各メーカーは、「足幅が広い・狭い」「安定性(左右のブレを防ぐ)」「路面グリップ力(滑らず地面をしっかり捉える力)」「クッション性(衝撃を和らげる)」「反発力(吸収した力を押し戻す力)」「軽さ」「耐久性」「通気性」「ファッション性」など様々な特徴があります。また、同じ足長でも、足幅を複数揃えているメーカーもあります。

日本のメーカーは日本人の足型について徹底的に研究しているため、比較的合いやすいです。足の形については、大きく分けて3つあります。

足の形特徴解説
エジプト型親指が一番長く小指まで傾斜日本人の約70%⇒爪先に余裕が必要
ギリシャ型人差し指が一番長く足先がラウンド日本人の約20%⇒比較的どのタイプも馴染みやすい
スクエア型足の指が横一直線日本人の約10%⇒爪先が細い靴は合わない

アシックスのランニングシューズ 

シューズに強みのある日本のメーカーで、日本人の足の形を基準に作られており、足幅もE/2E/3E/4Eのタイプがあるため、自分の足に合うものと出会いやすいです。

また、「クッション性」「安定性」など足をサポートする機能性が高く、独自に開発された技術が豊富に搭載されているため、初心者から上級者まで高い評価を受けています。

特に、ソールに衝撃緩衝材「GEL(ゲル)」を採用し、前足部と後足部に、または靴底周囲に配置することで、様々なシリーズを開発しています。

走るときは、歩くときの3倍以上の重さが足にかかり、着地した時の衝撃を分散するために、自然な動作として足底を内方向に回転させます(この動きをプロネーションと言います)。

回転が多過ぎても少なすぎても故障を起こす原因になります。「安全性」のために、ショップで走行測定を実施し、踵の倒れこみ度合いに合ったシューズを選ぶことで怪我を防ぐことに繋がります。

ナイキのランニングシューズ

厚底シューズにもかかわらず、ソールにエアバックを仕込むことで、「クッション性」が高く、かつ「軽量化」を実現できました。

2019年、「クッション性」と「軽さ」の両立を追及し、ミッドソールに航空宇宙産業で利用する特殊素材に由来する「ズームX」を採用し、「推進力」を更に高めるため、特殊素材の間にカーボンプレートを挟みこみました。

足の動きにソールが追従するなど、初心者からフルマラソンでサブ3を目指す上級者まで幅広い品揃えが魅力です。

加えて、アッパーのフライニット素材はフィット感に優れ、撥水性の高い素材に換えられたため、雨の日やレース中の給水などの水濡れ感が気にならなくなりました。

また、デザイン性が高く、各モデルでカラーバリエーションが豊富なため、タウンユースとしても利用できます。

アディダスのランニングシューズ

欧米のメーカーは足幅が狭めで、ドイツのメーカーであるアディダスも、「足幅は狭め」で、ソールの薄い「軽い」タイプが多いです。

「通気性」「デザイン性」にも優れているため、タウンユースとしても楽しんでいただけるシューズです。

また、「クッション性」に優れた[ブーストフォーム]、「グリップ力」の高い[コンチネンタルラバーソール]、「安定性(プロネーションを制御する)」を高める[トルションシステム]などが搭載されています。

ブーストの含有率が高いほど反発力とクッション性が強く、含有率が低いほど安定性が高くなります。

ジョギング先生おすすめのシューズ

ジョギング先生おすすめのシューズ

私のおすすめシューズを紹介します。
ジョギング先生 林さとみ
ジョギング先生 林さとみ

各メーカー独自の技術開発に努めています。シリーズでより良い機能を搭載しバージョンアップをされています。

各メーカー、「シューズチャート」ととして、フルマラソン目標タイムが、2時間台・3時間・4時間・4時間前後・完走などに分けて、セフティタイプ・ライトタイプ・ファストタイプ毎に適したモデルを一覧表にしています。

「安定性」を重視したいのか、「反発力」がある方が走りやすいのか、自分の目的やスキルに合ったモデルを選び、ショップで実際に試し履きしてから購入すると間違いがないでしょう。

[アシックス] ランニングシューズ GEL-KAYANO 26 メンズ

「ゲル カヤノ」は、1993年に誕生して以来、ロングセラーとなっています。クッション性がとても高く、ソールの厚みが2cm、ヒールの高さが3cmと初心者向けのランニングシューズです。足幅もE/2E/3E/4Eとあり、足長と足幅を合わせて選ぶことができます。

[ナイキ] ズーム フライ 3

カーボンファイバープレートの推進力とクッション性と反発性の両立を追求し、かつ耐久性のあるシューズの1つです。

頑丈で超軽量なカーボンファイバープレートは、高速ペースを軽快な走りを持続することができます。また、ソールに高伸縮繊維素材が使用されており、瞬時に加速することも可能です。

[アディダス] ランニングシューズ adiZERO takumi sen BOOST 3

日本人ランナー向けのモデルです。アッパー部分に最軽量のセラーメッシュ素材を採用し、足とのズレがなく快適なフィット感でエネルギーロスを防ぎます。

また、[トルションシステム]により着地から蹴り出しまでスムーズ重心移動ができます。

 

ジョギング先生のワンポイントアドバイス

試し履きする時間帯は、実際に使用する時間に合わせることをお奨めします。
ジョギング先生 林さとみ
ジョギング先生 林さとみ

購入前には、いつも使用する靴下を着けて、必ず試し履きをし、踵のホールド感やフィット感など細部をチェックしてみてください。

また、午前中と夕方以降では、むくみによってサイズが変わると言われていますので、試し履きする時間帯は、実際に使用する時間に合わせることをお奨めします。

15-20分程度履いた状態で、お店の中を歩いたりジョグをして、痛くなる部分がなければ、問題ないと判断して大丈夫でしょう。

【カテゴリー】この記事のカテゴリーはジョギングの服装です。

まとめ

各メーカー様々機能を搭載し、スキルに応じたシリーズを準備しています。自分の走力や筋力などレベルに合ったシューズを履くことで、故障なく楽しくジョギングを続けられます。

そのためにも、オフィシャルショップのスタッフの方に目標や経験などを正しく伝え、最適なシューズを提案してもらいましょう。