犬とジョギングするのはあり?ジョギングのやり方に関する豆知識

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一人でジョギングをしている飼い主さんは、愛犬と一緒に走りたいと思いませんか?この記事では、愛犬と走るときのメリットや注意点などご紹介していますので、是非、愛犬との大切な時間にお役立てくださいね。

ジョギング先生の林さとみと申します。ジョギングに関するお役立ち情報を紹介します!
ジョギング先生 林さとみ
ジョギング先生 林さとみ
相談者のAさん
相談者のAさん
いろいろ教えてください。

犬とジョギングするのはあり?そのメリットとは

犬とジョギングするのはあり?そのメリットとは

相談者のAさん
相談者のAさん
犬と一緒にジョギングしても大丈夫ですか?
はい、ワンちゃんとジョギングするメリットを紹介しますね。
ジョギング先生 林さとみ
ジョギング先生 林さとみ

一人で走ると続けることは難しいですが、愛犬との毎日の習慣にジョギングを取り入れることで、継続しやすくなります。走ることは、犬にとっても運動不足やストレス解消に繋がります。

また飼い主さんと愛犬のコミュニケーションが深まる良い時間となります。愛犬と走るときは、意識が周囲の状況や愛犬の調子などに向くため、楽に長時間走ることが可能になってきます。

犬と走れば持久力が上がる

犬と一緒に走る前は、「さあ、今日も頑張るぞ」とモチベーションが上がり、一人で走っているときと比らべて、楽に走ることができます。そのため、自然と長い距離を走ることになり、持久力が向上する可能性が期待できます。

一人で走るときは、走ることに意識が向くため、しんどさを感じやすくなります。愛犬が一緒だと、周囲に注意を払う必要があるため、知らず知らずのうちに長い時間を走ることに繋がります。

また、愛犬とコミュニケーションを取りながら走ることができるため、一人で走るより落ち込みや疲労感などから早く回復し、気分が爽快になっていることがあります。

散歩ついでに一緒に走ることができる

ジョギングの時間と、愛犬の散歩の時間を効率よくしたい方は、一緒にジョギングすることをお奨めします。

最初は、愛犬と歩く散歩から始め、飼い主さんが愛犬の歩くことをコントロールできるようになれば、次は走る練習に入ります。本来犬は走ることが好きな動物なので、飼い主さんと走れることを喜びます。

愛犬が喜ぶことをしてあげたいと考える飼い主さんは多いでしょう。犬種の体力や体調に合わせて、一緒に走ることが楽しみになっていきます。

楽しく走ることで、飼い主さんと愛犬のコミュニケーションが深まっていき、双方のストレス発散が期待できます。

犬のしつけになる

走ったり歩いたり、飼い主さんの指示に従って散歩できるようになるため、愛犬の躾にもなります。ジョギング中に他の犬と接することで、社会性が身についていきます。

飼い主以外の人や他のワンちゃんとすれ違う時や追い越す時に、どのように対応したらよいか徐々に学んでいきます。

また、犬のルーツがオオカミと言われているため、本能的に走ることが好きな犬種が多いです。

そのため、走ることでストレスが解消されるので、時間帯に関係なく吠えたり、気に入らないことがあると噛みついたりするなど問題行動が減少する可能性もあります。

スロージョギングもおすすめ

飼い主さんのスロージョギングのスピードは、愛犬が歩いて散歩する程度の速さのため、一定スピードで走り続けることができます。

少しでもスピードが早くなると愛犬が走り出すためスピードコントロールができるようになります。

また、スロージョギングは、話ができる速さのため、愛犬とのコミュニケーションを深めることができ、愛犬が疲れ過ぎない距離であれば、ストレス発散が十分にできるため、飼い主さんが主導権を取りやすくなります。

スロージョギングは、愛犬の負担が少ないため、犬の大きさにかかわらず、また老犬でも一緒に楽しむことができます。

犬とジョギング時のマナー

犬とジョギング時のマナー

相談者のAさん
相談者のAさん
犬とジョギングする時に気を付けるべき事を教えてください。
マナーには気を付けたいものですね。
ジョギング先生 林さとみ
ジョギング先生 林さとみ

誰もが犬好きではないため、すれ違う人との位置関係に気を遣うことが大切です。走っているときに興奮してきたら、飼い主さんが、「マテ」「トマレ」など指示を出す、リードを短めに持つ、相手と愛犬の間に入りる、など対処しましょう。

また、リーダーウォークを身に付け、飼い主さんのスピードに合わせてジョギングできるようトレーニングを取り入れると良いでしょう。

リードの距離に気を付ける

リードは基本的には短めに持ちましょう。長くしていると見えにくいため、自転車等がひっかける可能性があります。

また、伸縮式のリードの場合は、1m程度でロックして外出し、公園など走れる場所で、かつ走れる環境であれば、ロックを開放して好きに走らせてあげましょう。

犬が苦手な人もいるため、リードを長くしていると怖がらせてしまいます。周囲に配慮して行動することが大切です。

リードの長さを臨機応変に調整し、人とすれ違う時は、リードを短くし、愛犬を自分の足元に引き寄せることも必要です。

リードの引っ張り癖は、ふいに引っ張られ、とても危険です。リードが適度にたるみ、愛犬が半身前方か足元寄りで走れるようコントロールして安心して走りましょう。

大型犬は人との追突に注意

明確な分類はありませんがが、成犬体重25kg以上が大型犬と言われています。大きいものは80kgを超えますが、多くは40-60kgの犬種で、人間の大人位の重さがあるため、周囲の人に追突すると転倒して大怪我に至ることがあります。

ジョギング中に愛犬が興奮してきたときは、飼い主さんは、「マテ」「トマレ」「フセ」など愛犬の主導権を取れるよう、普段から訓練しておくことが大切です。しっかりと躾をすることも公共の場に出る準備として必要です。

オーバーワークに注意

愛犬と一緒に外の空気を吸うと気持ちよくなり、ついつい走り過ぎてしまうことがあります。しかし、人も犬も走り過ぎると逆に疲労が溜まることになります。そん時は、筋肉の疲労回復のために、ゆっくりと休養を取ることが大切です。

また、犬の天然のランニングシューズである「肉球」に切り傷などが出来た場合は、走り過ぎた可能性があります。愛犬の健康状態や足のチェックを頻繁に行い、怪我無く一緒に走れるように注意しましょう。

一緒にジョギングできる犬種

一緒にジョギングできる犬種

相談者のAさん
相談者のAさん
犬種ごとの特性ってありますか?
そうですねぇ。あくまでも目安ですが、案内しますね。
ジョギング先生 林さとみ
ジョギング先生 林さとみ

性格が穏やかで優しい犬種が、躾がしやすく一緒にジョギングすることに向いています。

本来、狩猟犬であったイングリッシュグレイハウンドやサルーキ、ボルゾイなどの大型犬はスピードが速いため、体力に自信のある飼い主さんには適しています。

走る能力は、犬種・年齢・健康状態などにより変わってきます。犬種の違いにより走る能力や適性、若しくは、個体の健康状態によって違ってくるため、かかりつけの獣医に確認することをお奨めします。 

シベリアンハスキーなど大型犬とのジョギング

成犬体重が25kg以上の大型犬は、体重が重いため、長い距離と時間をかけてゆっくりと運動することが大切です。速く走ると身体の負担が大きいので、1日2回で1回を30-60分程度、歩きと軽いジョギングを組み合わて行いましょう。

また、犬は口で体温調整をするため、特にハスキーなどの毛の長い犬種は、夏場は日中など気温が高い時間帯は避け、早朝か夕方で路面温度が低い時間帯を選びましょう。

大型犬は、食後の運動は、膨らんだ胃と腸が絡まってしまい胃捻転を発症しやすいため、食前の散歩を心がけてあげることが大切です。

柴犬など中型犬とのジョギング

成犬体重が10-25kgの中型犬には、もともと牧羊犬や猟犬だった走ることが好きな犬種が多いです。

軽いジョギングなどスポーツ感覚の運動で、ストレスや運動不足を解消してあげることが必要です。時には、ドッグランやロングリールなどの利用で、思いっきり走らせてげましょう。

距離は、「体重と同じくらいが望ましい」と言われていますが、継続することが大切です。1日60分以上(1回30分以上を2回以上)を目安に、飼い主さんの無理のない範囲で毎日続けましょう。

特に柴犬は、好奇心旺盛ため、毎日違ったコースを走ることで、ストレス発散に繋がります。但し、雨降りや雨上がりは、肉球がふやけやすいので、ケガをしていないか注意してあげましょう。

トイプードルなど小型犬とのジョギング

成犬体重が10kg以下の一般的な小型犬は、1日30-60分程度(15-30分程度を2回ほど)の散歩が適当と言われています。

しかし、ジャックラッセルテリアは、活発でパワフルな犬のため、長距離を走っても平気です。人と同じで、個々の走る能力が異なるため、愛犬に合わせた距離と時間を見つけることが大切です。

夏場は、アスファルトが高温になるため、肉球のやけどや脱水のリスクが高くなります。早朝や夕方以降路面温度が低いときに出かけるようしましょう。

また、小型犬は、骨が細く脱臼や骨折をしやすい犬種が多いため、長時間のジョギングや階段の落差などに注意を払うことでケガ防止に繋がります。

ジョギング先生のワンポイントアドバイス

マナーを守り、愛犬と楽しいコミュニケーションの時間を過ごしてください。
ジョギング先生 林さとみ
ジョギング先生 林さとみ

愛犬とのジョギング時は、マナーとして、リード、ビニール袋(糞などを拾うため)、ティッシュ(糞の後始末など)、水(水分補給と排泄処理)を持参し、周囲の人への気遣いも大切です。

全ての人が犬好きとは限らないため、公共の場所では、愛犬が自分の近くにいるようにリードを調整しましょう。マナーを守り、愛犬と楽しいコミュニケーションの時間を過ごしてください。

【カテゴリー】この記事のカテゴリーはジョギングペースとやり方です。

まとめ

愛犬と一緒に走ることで、一人の時より、楽に運動することができます。散歩は毎日行うため走る散歩を習慣化しやすいです。

好奇心旺盛な犬種が多いので、飼い主さんが行きやすい時間にコースを変えて適度な距離を走ると良いでしょう。楽しいジョギングが、飼い主さんと愛犬の両方のストレスと運動不足解消に繋がっていきます。